献立は、牛乳、ごはん、みそしる、ぶたにくのしょうがやき、ごまあえ です。

今日は、『食事のあいさつ』について、お話をします。
私たちは、食事の前には「いただきます」、後には「ごちそうさま」のあいさつをします。今日の給食の前も、「いただきます」と声にだしてあいさつをしたと思います。
この「いただく」という言葉は、神様へのお供え物や、身分の高い人から物を受け取るときに、頭の上に掲げて感謝の気持ちを表したことに由来しています。また、食材となった命をいただくという感謝の気持ちも込められています。
「ごちそうさま」は、たくさんの人々が関わって食事ができることへの感謝を表すものです。「いただきます」「ごちそうさま」のあいさつを、心をこめてできるといいですね。
献立は、牛乳、パン、きのこシチュー、コーンサラダ、ジャム です。

今日は、『目の愛護デー』について、お話をします。
人は体の外から受ける情報の80%は目から入るといわれるほど、人にとって目はとても大切なものです。10月 10日の1と0を横に倒すと眉毛と目に見えることから、目の健康を守ろうと目の愛護デーがつくられました。
目の健康によい栄養素として、ビタミンAとアントシアニンがあります。ビタミンAは、目の粘膜を健康に保ち、不足すると暗いところで目が見えにくくなったり、乾燥したりします。にんじんやかぼちゃ、うなぎ、レバーなどに多く含まれています。アントシアニンは、目の疲れや視力の回復に効果があり、視力の低下を防ぎます。なすやブルーベリー、黒豆などに多く含まれています。
今日は、ブルーベリージャムを食べながら目の健康について考えてみましょう。
献立は、牛乳、ごはん、あつあげのみそいため、きりぼしだいこんのちゅうかサラダ です。

今日は、『給食イングリッシュで紹介している「酢」』について、お話をします。
酢は、米・とうもろこし・果物などの糖分をもつ原料をもとに、まず「酒」を造り、それを「酢酸菌」で発酵させて造ります。日本料理の基本の調味料である「さしすせそ」の一つで、酢物やサラダ、すしなどの料理の酸味に使われています。
酢は、味を付けるだけではなく、肉や魚の小骨を柔らかくする効果があります。また、殺菌効果や肉や魚の臭みを消す効果もあります。
今日は、切り干し大根の中華サラダに「酢」が使われています。おいしくいただきましょう。
行事食・・・お月見(いもたき)
献立は、牛乳、ごはん、いもたき、ホキのもみじあげ、あまずづけ です。

今日は、『中秋の名月』について、お話をします。
今日は中秋の名月です。中秋の名月は、満月に近い月が、明るくきれいに見える日で、昔からお月見をする風習があります。
平安時代には、貴族が和歌を詠んだり、演奏を楽しんだりする優雅なお月見でした。江戸時代に庶民にも広がり、お月様に秋の収穫物を供え、月を見ながら実りに感謝するようになりました。
愛媛県では、河原で月を見ながら、その年に採れた里芋を使った『いもたき』を作り、家族や地域の人たちみんなで鍋を囲む風習があります。
給食では、里芋の他に、鶏肉、油揚げ、こんにゃく、にんじん、しいたけを使ったいもたきにしました。味わっていただきましょう。
行事食・・・秋祭り(松山鮓)
献立は、牛乳、まつやまずし、もずくじる、とりにくのからあげ、キャベツのおひたし です。

今日は、『秋祭りの行事食』です。
秋祭りは、米や野菜など食べ物がたくさんとれたことに感謝し、田畑の神様をもてなす行事です。神社から神輿が出たり、獅子舞いを奉納したり、地域によって神様のもてなし方は様々です。
松山では昔から祝い事や客をもてなす時に、ちらし寿司を作る習慣がありました。魚のだしのうま味をいかした甘めの酢飯と、瀬戸内の魚や野菜を混ぜ込む松山鮓は、最高のおもてなしでした。秋祭りには、神様に感謝の気持ちを込めて松山鮓を作り、お供えしてから食べていたようです。
今日の松山鮓には、鯛のほぐし身とれんこんが入っています。松山の味をいただきましょう。
旬・・・きのこスパゲッティ
献立は、牛乳、パン、きのこスパゲッティ、くきわかめのサラダ、なし です。

今日は、『きのこ』について、お話をします。
きのこは、秋の味覚の一つです。きのこは、アジアからヨーロッパ、アフリカなど広い地域で広葉樹の根本や、切り株、倒木などに発生します。
日本では、明治時代に原木栽培が始まり、昭和になると温度や湿度などを管理できる施設の中で栽培する人工栽培ができるようになり、今は1年中食べることができます。
きのこには、ビタミンB1、B2、Dやカリウム、食物せんいが豊富に含まれています。
今日のきのこスパゲッティには、ぶなしめじ、エリンギ、えのきたけが入っています。きのこで、秋を感じましょう。
献立は、牛乳、もちむぎごはん、さつまいものみそしる、たいのこうみあげ、そくせきづけ です。

今日は、『給食に使われている食品』について、お話をします。
給食は、特産品や旬の食材を取り入れた献立づくりをしています。特産品は、地域で特に盛んに生産される品物のことです。旬とは、食べ物が一番おいしくて栄養がたっぷりな時期のことです。
今日の給食は、愛媛県が養殖生産量日本一を誇る鯛を使った「鯛の香味揚げ」、生産量日本一 を誇るはだか麦が入 った「もち麦ごはん」、そして、旬の食材のさつまいもを使った「さつまいものみそ汁」です。
おいしくいただきましょう。
献立は、牛乳、パン、たまごスープ、ぶたにくのねぎしおやき、みかんドレッシングサラダ です。

今日は、『豚肉』について、お話をします。
みなさんは、スーパーなどの肉売り場に行ったことはありますか。お店で売っている豚肉のパッケージを見てみると、豚肉のどの部分かが分かるようになっています。豚肉は、食べる部位によってそれぞれに違う食感や味があります。
ロース肉は柔らかく、甘みとうま味が強いので、しょうが焼きや豚カツに向いています。ばら肉は脂身が多く、とろけるような食感で、炒め物や煮物などたくさんの料理に使われています。もも肉は、さっぱりとした食感とほどよい固さから、しゃぶしゃぶや酢豚などに向いています。
給食では、もも肉を多く使っています。今日は、『豚肉のねぎ塩焼き』です。味わっていただきましょう。
旬・・・はものからあげ
献立は、牛乳、ごはん、いそに、はものからあげ、すだちふうみづけ です。

今日は、『旬の「はも」を生かした献立』です。
はもの旬は、年に2回あります。1回目は、産卵の時期を迎える6月から7月です。産卵前は、あっさりとしていて、やわらかな食感です。2回目は、産卵を終えて身が細くなった後、冬に向けてエサをたくさん食べて再び太る秋ごろです。このころは、脂がのって弾力のある食感になります。
はもには、長くて硬い小骨がたくさんあり、そのままでは食べることができません。中骨を取った後 、骨切りが必要になります。骨切りは、はもの身に、皮を切らないよう細かい切れ込みを入れ、小骨を切っていく調理法です。
今日は、「はも」をからあげにしました。旬の味を味わっていただきましょう。
献立は、牛乳、ごはん、さといものみそしる、ししゃもフライ、そくせきづけ です。

今日は、『献立にふさわしい盛り付け』について、お話をします。
配膳をする時は、次のことに気を付けましょう。
ごはんは、じゃもじで切るようにほぐし、2回から3回に分けてよそいます。
汁物は、お玉で食缶の中の汁を静かにかき混ぜてから、具材が偏らないようにお椀につぎます。
おかずは、トングやサーバーを使って、一人分ずつ配膳します。お皿やお椀のふちから、おかずがはみ出ないようにつぎましょう。
盛り付けは、見た目の美しさだけでなく、食べる人の気持ちや食欲にも影響します。食べる人の気持ちになって、配膳しましょう。