味めぐり・・・茨城県
献立は、牛乳、ごはん、さといものそぼろに、にあい、なっとう です。

今日は、『茨城県の郷土料理と特産品』についてお話をします。
茨城県は、作物を栽培している土地の面積が広く、1年を通して、ピーマンや水菜、小松菜、チンゲン菜など多くの野菜が収穫されます。その中でも、れんこんの栽培が盛んで、生産量は日本一です。
「煮合い」は、水戸市下市地方で、お正月やお祝いに食べられる郷土料理です。れんこんやごぼうなど地元でとれた野菜を煮て、酢で和えた料理です。
「納豆」は、茨城県では水害対策で大豆栽培が盛んでした。その大豆を使って納豆づくりをして、全国に知られるようになりました。
茨城県の味を味わっていただきましょう。
献立は、牛乳、こめこパン、ちゅうかそば、さんしょくあげ、りんご です。

今日は、『りんご』について、お話をします。
りんごは、聖書や神話にも出てくるように、昔から食べられています。シャキシャキとした食感と甘くさわやかな酸味や香りが特長の果物です。
りんごの栽培には涼しい地域が適していて、主な産地は青森県や長野県です。
愛媛県では、標高の高い久万高原町などで栽培されています。
りんごには、ビタミンCやカリウム、食物せんいなどの栄養素が多く含まれ、「りんご1個で医者いらず」ともいわれています。
旬の「りんご」を味わっていただきましょう。
献立は、牛乳、ごはん、こうやどうふのそぼろどんぶり(ぐ)、いかのさらさあげ、しそひじきあえ です。

今日は、『高野豆腐』について、お話をします。
高野豆腐は、豆腐を凍らせて乾燥させた保存食です。寒い冬に豆腐を外に置き忘れてしまい、偶然できたと言われています。それを食べてみると食感と味が良かったので、いろいろな料理にして食べられるようになりました。
乾燥させているので保存がきき、少ない量でもたくさんの栄養がとれます。
また、高野豆腐には、たんぱく質、カルシウム、鉄が多く含まれていますが、ビタミンCは含まれていません。そのため、ビタミンCがたくさん含まれている野菜と一緒に食べると、より栄養バランスがよくなります。
今日は、高野豆腐をたっぷり使った丼です。味わっていただきましょう。
献立は、牛乳、パン、ちゅうかコーンスープ、じゃがいもとえびのケチャップいため です。

今日は、『片栗粉』について、お話をします。
みなさんは、片栗粉を知っていますか。お店では、小麦粉などのコーナーにあります。
片栗粉は、もともと、ユリ科の「カタクリ」の球根からとれるでん粉を使 って作られていたため、「カタクリ」粉と呼ばれていました。このカタクリから作られるでん粉は江戸時代の終わりには減ってしまい、その代わりにじゃがいもから作ったでん粉が片栗粉の原料として使用されるようになりました。
今日の献立では、中華コーンスープのとろみ、えびの衣に片栗粉が使われています。
いろいろな食品のことを知っていくといいですね。
献立は、牛乳、ごはん、ごもくに、さばのしょうがに、アーモンドなます です。

今日は、『生活習慣病の予防と食事』について、お話をします。
生活習慣病とはその名の通り、毎日の生活習慣が原因で起こる病気のことで、糖尿病や高血圧などがあります。
「まごわやさしい」という言葉があります。これは、健康的な食生活を送るために、食事に取り入れたい7つの食材の頭文字を組み合わせた言葉です。「ま」は豆類、「ご」はごまなどの種実類、「わ」はわかめなどの海藻類 、「や」は野菜、「さ」は魚などの魚介類、「し」はしいたけなどのきのこ類、「い」は芋類です。
今日の給食には、大豆、こんぶ、さば、アーモンド、たくさんの野菜が入っています。
生活習慣 病の予防のために、子どもの頃から食生活に気を付けていきましょう。
献立は、牛乳、ごはん、みそしる、ぶたにくのしょうがやき、ごまあえ です。

今日は、『食事のあいさつ』について、お話をします。
私たちは、食事の前には「いただきます」、後には「ごちそうさま」のあいさつをします。今日の給食の前も、「いただきます」と声にだしてあいさつをしたと思います。
この「いただく」という言葉は、神様へのお供え物や、身分の高い人から物を受け取るときに、頭の上に掲げて感謝の気持ちを表したことに由来しています。また、食材となった命をいただくという感謝の気持ちも込められています。
「ごちそうさま」は、たくさんの人々が関わって食事ができることへの感謝を表すものです。「いただきます」「ごちそうさま」のあいさつを、心をこめてできるといいですね。
献立は、牛乳、パン、きのこシチュー、コーンサラダ、ジャム です。

今日は、『目の愛護デー』について、お話をします。
人は体の外から受ける情報の80%は目から入るといわれるほど、人にとって目はとても大切なものです。10月 10日の1と0を横に倒すと眉毛と目に見えることから、目の健康を守ろうと目の愛護デーがつくられました。
目の健康によい栄養素として、ビタミンAとアントシアニンがあります。ビタミンAは、目の粘膜を健康に保ち、不足すると暗いところで目が見えにくくなったり、乾燥したりします。にんじんやかぼちゃ、うなぎ、レバーなどに多く含まれています。アントシアニンは、目の疲れや視力の回復に効果があり、視力の低下を防ぎます。なすやブルーベリー、黒豆などに多く含まれています。
今日は、ブルーベリージャムを食べながら目の健康について考えてみましょう。
献立は、牛乳、ごはん、あつあげのみそいため、きりぼしだいこんのちゅうかサラダ です。

今日は、『給食イングリッシュで紹介している「酢」』について、お話をします。
酢は、米・とうもろこし・果物などの糖分をもつ原料をもとに、まず「酒」を造り、それを「酢酸菌」で発酵させて造ります。日本料理の基本の調味料である「さしすせそ」の一つで、酢物やサラダ、すしなどの料理の酸味に使われています。
酢は、味を付けるだけではなく、肉や魚の小骨を柔らかくする効果があります。また、殺菌効果や肉や魚の臭みを消す効果もあります。
今日は、切り干し大根の中華サラダに「酢」が使われています。おいしくいただきましょう。
行事食・・・お月見(いもたき)
献立は、牛乳、ごはん、いもたき、ホキのもみじあげ、あまずづけ です。

今日は、『中秋の名月』について、お話をします。
今日は中秋の名月です。中秋の名月は、満月に近い月が、明るくきれいに見える日で、昔からお月見をする風習があります。
平安時代には、貴族が和歌を詠んだり、演奏を楽しんだりする優雅なお月見でした。江戸時代に庶民にも広がり、お月様に秋の収穫物を供え、月を見ながら実りに感謝するようになりました。
愛媛県では、河原で月を見ながら、その年に採れた里芋を使った『いもたき』を作り、家族や地域の人たちみんなで鍋を囲む風習があります。
給食では、里芋の他に、鶏肉、油揚げ、こんにゃく、にんじん、しいたけを使ったいもたきにしました。味わっていただきましょう。
行事食・・・秋祭り(松山鮓)
献立は、牛乳、まつやまずし、もずくじる、とりにくのからあげ、キャベツのおひたし です。

今日は、『秋祭りの行事食』です。
秋祭りは、米や野菜など食べ物がたくさんとれたことに感謝し、田畑の神様をもてなす行事です。神社から神輿が出たり、獅子舞いを奉納したり、地域によって神様のもてなし方は様々です。
松山では昔から祝い事や客をもてなす時に、ちらし寿司を作る習慣がありました。魚のだしのうま味をいかした甘めの酢飯と、瀬戸内の魚や野菜を混ぜ込む松山鮓は、最高のおもてなしでした。秋祭りには、神様に感謝の気持ちを込めて松山鮓を作り、お供えしてから食べていたようです。
今日の松山鮓には、鯛のほぐし身とれんこんが入っています。松山の味をいただきましょう。