R6 校長室から

3学期始業式

2024年1月11日 11時36分

全校の皆さん。おはようございます。

皆さんも知っているように、1月1日、2日と大きな地震や事故が起こりました。
たくさんの人が怖い思いをしたり生活に困ったりしている状況が続いています。
そのような方々の気持ちに思いを巡らせ、心を寄せる優しい人であってほしいと思います。
そして、今日、このように元気で3学期をスタートできることに、
心から感謝したいと思います。

2名の代表のお友達は、冬休みの思い出と3学期の抱負を大変立派に発表することができました。
皆さんも、14日間の冬休み、元気に過ごすことができましたか。
夢や目標について考えることができましたか。

今年は、辰年。
今年の辰年には、「成功という芽が成長し、形を整えていく」という意味があるそうです。

そこで、3学期のスタートに当たって、今日はみなさんに、この方のお話をします。
将棋の、藤井聡太さんです。
昨年、大きな8つの大会で、全て1位になったので、藤井8冠と言われています。
藤井8冠は、5歳から将棋を初めて、14歳でプロデビューしました。
皆さんと同じ、小学生の時に、プロで通用するだけの腕を磨いたのですね。
将棋を始めたころ、コマの動かし方はおばあさんに教えてもらったそうですが、
その後は、強い人に教わったわけではなく、自分で考えて覚えていったそうです。
そして、「この先どういう展開になるのだろう」と、
どんどん自分から勉強、研究していったそうです。
「自分から」という姿勢が大切なのですね。
そして、1位になった後、大会を振り返って、こうコメントをしていました。
「課題が多い大会だったと思いますが、それを前向きにとらえて、よりよい将棋が指せるようにしていきたいです。」
8冠になっても、満足するのではなく、研究を続けます。
どうしたらもっと良い将棋が指せるか、仲間と研究会をすることもあるのだそうです。
将棋は、1対1の勝負ですが、研究会では仲間の意見を聞いて、
なるほどと思ったり、意見を出し合って、よりよい方法を考えたりするのですね。
皆さんが、テストやプリントのまちがいなおしを丁寧にしたり、
学級の「仲間と」話し合って、考えを深めたりするのに似ています。

さて、今日から3学期です。
3学期は、書初め大会や持久走大会、縄跳び大会や遠足、6年生を送る会などたくさんの行事があります。
そして、一年間のまとめの学期でもあります。
皆さんも藤井聡太さんのように「自分から」何事にも積極的にチャレンジしてほしいと思います。
そして、学級の「仲間と」意見を出し合って考えを深めたり、
いい所を見つけ合って、優しく接したり、お互いに励まし合ったりして学級の絆を深めましょう。

そうすれば、「学校大好き 友達大好き みんな大好き たちばなっ子」という児童会の合言葉の通り、
すてきなたちばなっ子になれると思います。

そうして、龍が空をめざしてかけのぼるように、みんなで一緒に大きく成長しましょう。